Big Muff Pi 研究隊が行く!
U.S.A.NYC製 第2期タイプ(ラムズ・ヘッド)自作妄想編
(まだまだ序章。随時更新していきます。)

非常に苦労して手に入れたこのラムズヘッド、
第2回リペア編で絶対手放さないぞと宣言したばかりなのに、
現在の緊迫した経済状況を考えると売却もやむなしという
かなり緊迫した状況になってしまった。
現に今ヤクが切れてしまったのに病院に行く金もないので、
恐ろしいほどのめまい、頭痛、倦怠感と戦っての生活が続いている。

しかたない、手放す前に徹底的にデータを収集してみる。
回路定数だけでも良いんだろうけど、
せっかくだから基板について徹底的に調査することにした。
今回は写真がでかいので、あしからず。

まずは使い回しの内部写真。オリジナルの配線を確認するためにね。

次の写真はでっかいので注意。

基板半田面の詳細?スキャン。
基板サイズは、この状態でヨコ11cm、タテ10cmだ。
この画像をそのサイズで印刷すれば、
プリント基板のパターン図として利用できますでっしゃろ。

次の写真もでっかいので注意。

これがオイラのラムズヘッドの基板部品実装部。
すべて定数を記載してみた。
抵抗なんかは、経年変化かテスタで測るとかなぁ〜り実測値は違いますが、
とりあえずカラーコードから数値を読んで書いとります。

最近はなかなか更新されてらっしゃらないようですが、
DIY EFFECTS OCTOBER ALL OVERさんの所にも詳細内部写真があります。
非っ常に参考になるので、あわせてご覧あれ。
http://www.geocities.jp/dotculation/fetishbigmuff.html
石は同じですが、多少定数や、Cの素材が違う部分がありますな。

自作する際の注意だが、まず部品の選択。
BC239Cなる石はまず手に入れるのはかなり難しそうだ。
ここはとりあえず2N5088なんかでも良かろう。
または足を入れ替えれば国産の2SC945や2S1815なんかでもOK。
マフの場合、トランジスタの型番自体が音に与える影響は少ない。
一番気を遣った方が良さそうなのはゲインの選別だ。
コイツは(古いのもあるだろうが)石のゲインが動作ポイントギリギリ。
だからブチブチ切れるような動作になる。
ハイゲインにすると安定性は増すが、演奏感は多少変わってくる。
シングルコイル派ならむしろハイゲインを選別すべきだが、
ダブルコイル派は低めの方が幸せになれる気がする。
音色自体はコンデンサと抵抗の方が影響力がでかいが、
石のゲインは演奏感に結構影響をもたらす。
自分の気持ちがよいようにいろいろ試すと良いだろう。

あとは抵抗。普通のカーボンでも良いだろうが、
見た目が似ているからといってヘタにオーディオ用の高価なやつを使うと
音が上品になりすぎてダメな気がする。
まずは耐圧、ガタイがでかめのカーボン抵抗(1/2Wとかね)を試すのが賢そうだ。
あとは秋葉原ならラジオデパートあたりで金属被膜などがちらほらあるし、
オーディオ用なので選択眼が必要だが、海神さんに数種類海外産がありますな。
コンデンサは、セラミックと電解は一番一般的で安いヤツで良かろう。
電解は、PC用などに使われる低インピーダンス品や、オーディオ向け高級品は避けた方が良さげ。
また、先のDIY EFFECTS〜さんのサイトでは、セラの560pが470pになっていたりする。
0.1のコンデンサの素材には凝ってみても良さそうだ。
普通のマイラで良いと思うが、いろいろ安いヤツを試しても良いだろう。

とりあえず気力の限界が来たので今回はここまで。
さて、元気が出たら基板を2〜3枚作ってみるか。
でもパーツ買う金がないので、手持ちの標準品でまずは試すかしらん。
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