
ずいぶん前に故障ジャンクの状態でアメリカよりゲットしたモノ。
最近やっと同タイプの動作個体を手に入れたので、
解析&修理に乗り出した。
パネルに多少ゆがみはあるが、実用上問題はない。
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内部写真。修理後のモノ。別項の概要考察編と同じ画像。
電池スナップは交換した。
入力段も、とりあえずバッファの具合を試そうと思い、この様にオリジナルのままに配線してみた。
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基板PCB面アップ。別項で紹介している別個体のモノだが、
寸分違わないのでそのまま掲載。
この向きで、ヨコ104mm、タテ66mm。
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修復後、定数採取した基板部品実装面。
黄色い★の付いているパーツが交換・追加したパーツ。
具体的には、オペアンプ2つ、電解コンデンサ3つだ。
配線を修復しただけでは音が出なかったので、
面倒くさいので故障率の高いオペアンプは問答無用で取り替えた。
4558の右の1μ、10μの2つの電解コンデンサは欠損していたので、他個体、回路図などから判断して追加、
一番右下の220μの電解コンデンサも欠損を追加している。
またVOLUMEの100kBポットは、同時購入したEH1322のジャンクに付いていたのだが、
そのEH1322のページで述べたとおり、コチラの方がオリジナルと判断し、元に戻した。
その他のパーツは、おそらくオリジナルのままと思われる。
定数も他個体、回路図などからしてほとんど同一のようだ。
コンデンサは、0.0047μのメタライズドフィルムらしきもの以外は、
現在でも流通している一般的な汎用タイプのマイラ、セラミック、アルミ電解である。
抵抗も一般的なカーボンタイプ。
ダイオードが青色で刻印もないので少し怪しいが、
別個体から判断しておそらく汎用品の1N4148ではないかと推測した。
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