Big Muff Pi

U.S.A.NYC製 第3期 オペアンプ・タイプ EH1322初期型 基板徹底解析編



オペアンプタイプのEH1322基板の最初期タイプ。
中はかなり改造されているが、
TONE BYPASS無しの個体はかなりのレアものだ。
このページでは基板を徹底解析する。




内部写真。
この個体はかなり改造がなされているが(改造箇所は概要解析編参照)、
配線等の確認のため、参考まで。




PCB面拡大写真。見やすいように配線は外してある。
サイズはこの方向で、ヨコ100mm、タテ65mmだ。
実物大で印刷すれば自作用プリント基板作るのにも使えるだろう。



基板詳細写真。基本的に汎用パーツで固められている。
抵抗は一般的なカーボン抵抗、
コンデンサも電解はごくごく一般的なモノ、マイラ、セラミックも汎用品だ。
一個だけ0.15μ(右下のでかい青いやつ)の素材がちと謎。メタライズドフィルムかな?
クリップ用のダイオードも汎用小信号用。虫眼鏡でよく見たけど、たぶん1N4148だろう。

キモのオペアンプだが、4558と741というコチラも極々一般的なモノ。
4558の一つでバッファー、残りの一つでゲインを稼ぎ、
741のループでクリッピングという構成だ。
4558はほとんどの個体でRC〜が用いられているようだ。
自作・修理の際は信頼性と音からしてJRCのNJM4558Dあたりで決まりだろう。

一方の741はこの個体のUA〜の他にはLM〜もよく見かける。
ここはクリップするだけなので、メーカーは気にしなくても良いだろう。

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